第6回T-1グランプリ津軽弁選手権大会
2009年 11月 03日
突然ですが、私は津軽弁が大好きです。
こんなに味のある言語はそうないんじゃないかと思っています。
青森に来てもう4年になりますが、正直、本気で話されると半分も分かりません(笑
よく、津軽弁は外国語だ、なんていわれてしまいますが、納得することが多々あります。それでも津軽弁は私には心地良いんです。
津軽弁は「弁」というより「語」、‘津軽語’の方が近い、と言っている方がいて、妙に納得したことがあります。ひとくちに「津軽弁」と言っても、市町村によってかなり違いがありますから、「津軽語」の中の、たとえば「黒石弁」のように表現した方が近いのかな、というような気がします。
さらに青森県全体に広めて考えますと、「津軽弁(語)」「南部弁(語)」「下北弁(語)」と大きく分けると3分割されるようで、そのなかでさらに独自の‘弁’があることを考えると、やっぱり青森は「外国」だと思います(笑
さて、黒石に通うようになってからというもの、エセ津軽弁がさらに悪化したと友達に笑われる私ですが、津軽弁は本当に難しいんです。中途半端な気持ちで使おうとすると、必ず失敗します!笑
自然に話せるようになるかなぁ・・・と思っていましたが、イントネーションだけが中途半端に影響を受けるだけで、「単語」のボキャブラリーがまったく増えません(イントネーションもただの‘東北なまり’がちょっと染まった程度・・・)。
やっぱり、津軽の風土や暮らしが作り出した言葉なので、津軽の風土を体感し、暮らしぶりを理解しないと、本当の津軽弁は話せないんだと思います。
そんなことを実感した本日(11月3日)の『第6回T-1グランプリ津軽弁選手権大会』!!!
津軽弁でなんでも良いから発表しようという催し。地元の小学生のみんなが思い思いのテーマで発表しました。
どこの地域もそうだと思いますが、今の若い人たちは、自分の地域の方言を話せない・・・とよく言われます。津軽も一緒です。核家族化が進み、家におじいちゃんおばあちゃんがいないということもありますが、津軽にいたっては、学校の中で「津軽弁禁止」になったり、標準語を話させようという風潮が大きく動いた時期があったようです。それに、津軽の文化もなかなか体験できなくなってきています。自然に身につくはずの津軽弁も、身につく機会が少なくなってきているのだと思います。
ですから、今日の津軽弁の発表も、なんだかたどたどしい(苦笑
そもそも「津軽弁グランプリを決めよう!」なんて言ったら、おじいちゃんおばあちゃんには「なも!みな津軽弁しゃべちゅうはんで、選手権だことできねぇじゃやー!」なんて言われてしまいそうです(津軽弁あってますかね?)。
しかし、今は県内でも「津軽弁を大事にしよう」という動きは大きくなっています。私たち活性化協議会でも、‘津軽弁でのおもてなし’ができるように、津軽弁の講習会なども開催し、受講しています。
今日も、実は選手権の前に津軽弁を研究し、様々なテレビやラジオなどでご活躍をされている、渋谷伯龍先生による、津軽弁の講演会が開催されました。
この写真で説明していたのは、津軽弁の効果音。おもわず笑ってしまいました。標準語だと「キラめく」ですかね?「キラキラ」です。それが津軽だと「ギガめく」になり、「キガキガ」からスタートします。「キガキガ」よりもキラキラしていれば「ギガギガ」に、もっとキラキラだと「ギンガラギガラ」に・・・笑!
津軽の人たちの表現の豊かさがよくわかりますねー。よく、津軽の人、もしくは青森県人は無愛想だ、とか冷たい、なんて言われますが、そんなことはありません!すごく素直で、感情豊かで、素朴で、そして照れ屋だなぁと思います。そんな人柄も津軽弁にはよく表れています。
余談ですが、私の好きな津軽弁、「めやぐだじゃ!」。たとえば何かのお礼に、プレゼントをしたとします。そうすると返ってくるのが、「わぃ~!めやぐだじゃ!」。え?迷惑?と、一瞬思ってしまいます。ですが、これは「申し訳ないねぇ」、「迷惑かけるねぇ」といったニュアンスです。津軽の人の心からのありがとうです。勝手な推測ですが、「ありがとう」は恥ずかしいんではないかと(笑 勝手な推測です!
これも面白かったです。「けね」という一つの言葉に7つの意味がある、というお話。わかりやすいのは「それちょうだい?」「いやだ、あげない」。これは「けね?」「けね」でおしまいです(笑
雪国青森では、寒い時期になると、外で長い間しゃべっているのは危険です。口も鼻も凍ってしまいますからね。なるべく口を開かないように、なるべく短く、そんな風にして津軽弁はできあがっていったのだとよく言われます。
南部弁が「女」であれば津軽弁は「男」、とも言われますが、津軽弁だって、言葉の選び方、言い回しによっては、本当に温かく、気持ちの良い言葉になります。そんな「もてなし」の津軽弁を、新幹線開業に向けて、地域全体で勉強していこう!と、頑張っています。
私の場合は、大学受験を思い出して、新しい語学勉強かのように、単語帳でも作らないといけないかもしれません(笑
津軽弁に興味のある方へ・・・面白いサイト見つけました。 ☆クリック☆
こんなに味のある言語はそうないんじゃないかと思っています。
青森に来てもう4年になりますが、正直、本気で話されると半分も分かりません(笑
よく、津軽弁は外国語だ、なんていわれてしまいますが、納得することが多々あります。それでも津軽弁は私には心地良いんです。
津軽弁は「弁」というより「語」、‘津軽語’の方が近い、と言っている方がいて、妙に納得したことがあります。ひとくちに「津軽弁」と言っても、市町村によってかなり違いがありますから、「津軽語」の中の、たとえば「黒石弁」のように表現した方が近いのかな、というような気がします。
さらに青森県全体に広めて考えますと、「津軽弁(語)」「南部弁(語)」「下北弁(語)」と大きく分けると3分割されるようで、そのなかでさらに独自の‘弁’があることを考えると、やっぱり青森は「外国」だと思います(笑
さて、黒石に通うようになってからというもの、エセ津軽弁がさらに悪化したと友達に笑われる私ですが、津軽弁は本当に難しいんです。中途半端な気持ちで使おうとすると、必ず失敗します!笑
自然に話せるようになるかなぁ・・・と思っていましたが、イントネーションだけが中途半端に影響を受けるだけで、「単語」のボキャブラリーがまったく増えません(イントネーションもただの‘東北なまり’がちょっと染まった程度・・・)。
やっぱり、津軽の風土や暮らしが作り出した言葉なので、津軽の風土を体感し、暮らしぶりを理解しないと、本当の津軽弁は話せないんだと思います。
そんなことを実感した本日(11月3日)の『第6回T-1グランプリ津軽弁選手権大会』!!!
津軽弁でなんでも良いから発表しようという催し。地元の小学生のみんなが思い思いのテーマで発表しました。
どこの地域もそうだと思いますが、今の若い人たちは、自分の地域の方言を話せない・・・とよく言われます。津軽も一緒です。核家族化が進み、家におじいちゃんおばあちゃんがいないということもありますが、津軽にいたっては、学校の中で「津軽弁禁止」になったり、標準語を話させようという風潮が大きく動いた時期があったようです。それに、津軽の文化もなかなか体験できなくなってきています。自然に身につくはずの津軽弁も、身につく機会が少なくなってきているのだと思います。
ですから、今日の津軽弁の発表も、なんだかたどたどしい(苦笑
そもそも「津軽弁グランプリを決めよう!」なんて言ったら、おじいちゃんおばあちゃんには「なも!みな津軽弁しゃべちゅうはんで、選手権だことできねぇじゃやー!」なんて言われてしまいそうです(津軽弁あってますかね?)。
しかし、今は県内でも「津軽弁を大事にしよう」という動きは大きくなっています。私たち活性化協議会でも、‘津軽弁でのおもてなし’ができるように、津軽弁の講習会なども開催し、受講しています。
今日も、実は選手権の前に津軽弁を研究し、様々なテレビやラジオなどでご活躍をされている、渋谷伯龍先生による、津軽弁の講演会が開催されました。
この写真で説明していたのは、津軽弁の効果音。おもわず笑ってしまいました。標準語だと「キラめく」ですかね?「キラキラ」です。それが津軽だと「ギガめく」になり、「キガキガ」からスタートします。「キガキガ」よりもキラキラしていれば「ギガギガ」に、もっとキラキラだと「ギンガラギガラ」に・・・笑!
津軽の人たちの表現の豊かさがよくわかりますねー。よく、津軽の人、もしくは青森県人は無愛想だ、とか冷たい、なんて言われますが、そんなことはありません!すごく素直で、感情豊かで、素朴で、そして照れ屋だなぁと思います。そんな人柄も津軽弁にはよく表れています。
余談ですが、私の好きな津軽弁、「めやぐだじゃ!」。たとえば何かのお礼に、プレゼントをしたとします。そうすると返ってくるのが、「わぃ~!めやぐだじゃ!」。え?迷惑?と、一瞬思ってしまいます。ですが、これは「申し訳ないねぇ」、「迷惑かけるねぇ」といったニュアンスです。津軽の人の心からのありがとうです。勝手な推測ですが、「ありがとう」は恥ずかしいんではないかと(笑 勝手な推測です!
これも面白かったです。「けね」という一つの言葉に7つの意味がある、というお話。わかりやすいのは「それちょうだい?」「いやだ、あげない」。これは「けね?」「けね」でおしまいです(笑
雪国青森では、寒い時期になると、外で長い間しゃべっているのは危険です。口も鼻も凍ってしまいますからね。なるべく口を開かないように、なるべく短く、そんな風にして津軽弁はできあがっていったのだとよく言われます。
南部弁が「女」であれば津軽弁は「男」、とも言われますが、津軽弁だって、言葉の選び方、言い回しによっては、本当に温かく、気持ちの良い言葉になります。そんな「もてなし」の津軽弁を、新幹線開業に向けて、地域全体で勉強していこう!と、頑張っています。
私の場合は、大学受験を思い出して、新しい語学勉強かのように、単語帳でも作らないといけないかもしれません(笑
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by momiji-basya | 2009-11-03 09:21 | 山形地区